碁を打つ女

アマゾンに書いたレビューです。

この物語世界の中で、「手談」と呼ばれる囲碁が何という重みを
持っていたのか、最後に静かに打ちのめされることになる。

満州の娘と日本人士官の戦時下の悲恋を在仏中国人作家が描いた小説で、日本でいえば純文学(死語?)でしょう。
囲碁の対局や勝敗がクローズアップされる「囲碁小説」ではありませんが...ちょっとした小道具かと思われていた囲碁が最後に上記のレビューのようなことになります。