ChromebookでKataGoをビルドしてLizzieで使う手順です。
すでにLeelaZeroをビルドしてLizzieで使えていることを前提とします。
ターミナルに打ち込むコマンドを黄色のマーカーで示します。

cmake と Eigen3 ライブラリをインストール

sudo apt install cmake libeigen3-dev

ソースをゲットする

git clone https://github.com/lightvector/KataGo.git

ディレクトリを移動する

cd KataGo/cpp/

ビルドの準備をする

cmake . -DUSE_BACKEND=EIGEN

ビルドする

make

ここからネットワークファイルをゲット

私は10ブロックの最新版をゲットしました。"kata1-b10" で検索していちばん新しいものの左側の[Download]のリンクからリンクのアドレスをコピーして kata1-b10.txt.gz の名前で wgetしてください。

wget https://media.katagotraining.org/uploaded/networks/models/kata1/kata1-b10c128-s919229184-d169515535.txt.gz -O kata1-b10.txt.gz

設定ファイルを日本ルールに設定する

configs/gtp_example.cfg を編集します。

vi エディタを使い慣れてる方なら
vi configs/gtp_example.cfg

そうでなければCromebookのtextアプリで Linuxファイル>KataGo>cpp>configs>gtp_example.cfg を編集します。

変更箇所は

rules = tromp-taylor
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
rules = japanese

です。

ファイルを一箇所(ここではホームディレクトリにしてます)に集めます。

cp katago ~/
cp kata1-b10.txt.gz ~/
cp configs/gtp_example.cfg ~/

ディレクトリ移動して動作確認してみましょう。

cd ~
./katago gtp -model kata1-b10.txt.gz -config gtp_example.cfg

GTP ready が出たら成功です。quit で終了します。

Lizzie を起動してエンジンの設定をしてください。

java -jar lizzie.jar

メニューから Settings-Engine を選んで Engine 1 に

./katago gtp -model kata1-b10.txt.gz -config gtp_example.cfg

を設定します。

(図では -model と -config の順番が逆になってますが、この順番は関係ありません)

メニューから Engine 1 を選べば Lizzie で KataGo が使えます。