囲碁AI KataGo は LeelaZero と比べて次のような特長があります。

・勝率の他に目数差を示してくれる(置碁を調べるには必須です。置碁では黒が多少の悪手を打っても勝率90%以上で推移したりしますから)
・コミを自由に設定できる (LeelaZeroは 7.5目固定となっています)
・9路、13路などに対応 (LeelaZero だとプログラムの改造と、それぞれの盤で学習したファイルが必要となります)

置碁を調べるのに使えるのと、9路13路に対応ということで、普通のアマチュア囲碁ファンは迷わず KataGo でよいかと思います。

では LeelaZero のいいところはなにかというと、他のAI (ELF2など)の学習結果で利用できるものがいくつかあること、学習ファイルの更新が頻繁なことなどです。プロやプロ級のアマの場合はそこにこだわりがあるかもしれませんが、どちらのAIも棋力としては超プロ級なのでアマチュア囲碁ファンが LeelaZero をあえて使う意味はほとんどないと思っています。ただし、パソコンの環境によっては KataGo が動かなかったり、極端に遅かったりする場合はあるようです。

では早速ここで、LeelaZero ではカンタンにはできない芸当、囲碁クエスト(9路・13路)の棋譜を KataGo で調べる方法を説明します。

まず囲碁クエストの棋譜のページを開きます。(ツイートに含まれてるやつです)
右下に黄色い export というボタンがあるのでクリックしてください。

すると下に棋譜(SGF形式)のボックスが表れます。

そのボックス内をクリックすると、棋譜が選択状態になるので、Ctrl-C (Windows なら キーボードの Ctrl キーとアルファベットの C を同時に押す。Mac なら Command キーと アルファベットの C です)でクリップボードにコピーしてください。

Lizzie で エンジンを KataGo に切り替えておきます。

そこで Ctrl-V (上記同様)で棋譜を貼り付けます。棋譜が読み込まれるので、いろいろ調べてみてください。

KataGo の Windows への導入の説明記事
KataGo の Mac への導入の説明記事

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